2012年4月19日 (木)

バンジョーカスタムのススメ!

みなさんこんにちは
今年は天候が不安定で寒い日が続いたと思えば急に暖かくなったり、
桜が咲いたと思えば、強風であっと言う間に散ってしまったりと
なかなか春の実感が得られずに残念ですね。
今年に入ってから私大久保のブログ更新はまだ一度目で大変遅くなってしまいましたが
4月という事で、改めまして今年も一年宜しくお願い申し上げます。

さて、今回はエレクトリックギターやベースを普段演奏されている方にはあまり馴染みの
無い楽器かとは思いますがバンジョーのカスタムについての紹介をしたいと思います。
ブルーグラスやカントリーといったジャンルで主に演奏されている楽器ですね。

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バンジョーは最も一般的な5弦バンジョーを基本に様々な派生した形態の物がありますが、
今回は5弦バンジョーのカスタムについて紹介したいと思います。
バンジョーにおける5弦は押さえずに、同じ音を鳴らし続け他の四本をアルペジオ等で
演奏するのが一般的ですが、そのため曲のキーによってチューニングを変える必要があります。

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ですので、カポタストがあると非常に便利なわけですが、五弦だけの音程を変化させる場合
ギター等に用いられているような全弦を押さえ込むような物は使えませんし、
また5弦バンジョー専用カポタストも市販されていますが、ネック横に取り付ける構造の都合上
親指で5弦を押さえ込んだりする際等にやはり邪魔になってしまいあまり好まれません。
そこで、バンジョーでは指板上に釘を打ち込みそこに弦を引っ掛けて音程を変化させるという
手法が用いられる事が多いです。

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このような釘を指板上に打ち、L字になっている所に弦を引っ掛けてカポ代わりにします。
釘を打ち込み過ぎるともちろん弦を引っ掛ける事が出来ませんし、釘の上面が出過ぎると
他の釘に引っ掛けた際や押弦の際にぶつかってしまうので慎重に打ち込み調整します。
打ち込む場所は奏者のプレイする曲にもよりますが、7・9・10フレットに打ち込む事が
多いですね。人によっては全フレットに打ち込む事もあるようです。

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実際に引っ掛けてみるとこのような感じです。
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プレイの幅が広がること間違い無しです!
私たちの工房WSRの上、一階にあるハートマンギターズにて本体の取り扱いも御座いますので、
興味をお持ちでしたら是非ご来店お待ちしております。(バンジョー担当:三好)
当店でのお買い上げの物はもちろん、お客様お手持ちのバンジョーへの加工もお気軽にご相談下さい。

http://www.heartman-g.com/
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2012年4月 2日 (月)

WSRより”もっと”愛を込めて 第33回「Addy Zig Zag iZm②」

皆さんこんにちは!!

今年はなかなか暖かくならず、もう4月というのに桜はまだまだつぼみ状態ですね。
花見で一杯などというのはもう少し先になりそうです・・・。

さて、今月は前回に引き続き、「Addy ONE MAN LIVE Zig Zag iZm」から
ベースを担当しているTsuyoshi編です。

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メインのベースは今回のステージから使用し始めたFender American SpecialJazz Bass。

長きに渡り、Moon JBを愛用してきたが、やはりPassiveの出音が欲しいという事と、
このOlympic WhiteのボディーとBlackピックガードの組み合わせの惚れた・・・
という事でのチョイスとなったようです。

サテンフィニッシュの細めのネックにミディアムジャンボのフレットの組み合わせは
見た目は去ることながら、実践向きな現代流のアレンジですよね・・・。

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使用アンプはFender TB-1200という何と1200Wの出力を持った
ラックマウントタイプのチューブヘッドと
Ampeg SVT-810Eというキャビネットの組み合わせ。

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足元は意外にも数々のエフェクターが・・・(笑)。

Electro-harmonix Small stone・・・現在は生産が中止されてしまいましたが、
こちらは90年代のロシア製のフェイザー。
何か変だと思ったら、RATEのノブが無くなっているんですね(笑)。

Electro-harmonix Small clone・・・カート・コバーンの愛機として有名なのかな?
でも、ベースに使っているんですね・・・。

Boss SYB-5・・・こちらはベース・シンセサイザー。
ある意味、Addyのサウンドのボトムを支えるということで、無くてはならない逸品?

Boss OC-2・・・現行ではOC-3が発売されていますが、一世代前のオクターバーですね。

Sans Amp BASS DRIVER DI・・・「もっと愛を込めて」の28回目で登場したBass DIの
現行バージョンですね。ラインのつなぎ方を見ると、DIとしてというよりはエフェクターとして使っていますね。

Boss TU-2・・・こちらはコンパクトエフェクタータイプのチューナーです。

・・・という感じです。
ステージでの機材やその使い方というのはプレイヤーによって様々ですよね。
なかなか勉強になるし、面白いですよね・・・。

では、来月は本編に戻ります。

2012年3月 2日 (金)

WSRより”もっと”愛を込めて 第32回「Addy Zig Zag iZm①」

もう3月になってしまいましたが、あけましておめでとうございます(苦笑)。

ブログ形式のコラムになってから、毎月の更新を続けてまいりましたが、
昨年末辺りから尋常でない本数の修理のご依頼を頂き、首が回らない状態が続いておりましたので、
勝手ながら、3ヶ月ほどコラムの方をお休みさせていただきました・・・。。

さて、今月は「ポット考察」の続きを変更して、
先日、代官山UNITで行われました「Addy ONE MAN LIVE Zig Zag iZm」から
機材のレポートをお送りします。

Addyというバンドはお聞きになった事がない・・・。という方も多いと思いますが、
ミュージシャン・映像作家・プログラマーなどのクリエイター集団からなる総勢12名編成のユニットで、
2010年1月よりライヴ活動開始をしているんですよ。

現在までに2枚のミニアルバムをリリースしており、
今回は新譜である「ZIG ZAG」の発売記念ライブのリハーサルにお邪魔しました。

今回はAddyのリーダーであり、このバンドの作曲・各パートのアレンジまでも一人でこなしている
ギターのTadahiro編です。

Img_1235 PUを見ると、使い込み具合が良く分かります・・・。

メインで使用しているのはTom Anderson DROP TOP。

一概にDROP TOPといっても年代ごとに少しずつ仕様が異なり、
各種オプションの選択によって、多彩なバリエーションのものが存在します。

Tadahiro氏の所有しているの90年製のメイプルトップ・アルダーバックのものです。
本人曰く「みかん色」と呼んでいるこのカラーですが、劣化と経年変化がかなり激しく、
Tom Andersonの多彩なカラーバリエーションもあって、正式には何というカラーなのかは分かりません・・・。

現在まで12年間、使い込まれてきただけあって、私が手にした時にはものすごい状態でした・・・。
放置されていたのではなく、使い込まれてココまで・・・というのはなかなかスゴイです(笑)。

現在までの主な修理箇所は以下の通り。

・ヘッド

ヘッドが割り箸の様に裂け、自分で木工用ボンドを使って圧着したらしい・・・。
現在では周りの劣化もあるので、あんまり分からないですけどね(笑)。

・ペグ

当時のDROP TOPに標準装備されていたGrover製のロックペグが付いていたが、
(現行のものではなく、シャフト上部をマイナスドライバーで締め付けるタイプ)
破損のため、通常のGrover 205Gに交換。
実際に古いタイプのロックペグならば、通常のペグの方が使いやすいかもしれませんね・・・。

・ナット

ストックのものはミカータですが、磨耗のため「牛骨OIL」に変更。
いわゆる、「樹脂系」よりも「骨系」の方がサウンドはブライトでハーモニックな感じがして、
個人的には好きです。

・フレット

驚異的に減っていたので、すり合わせを施していますが、
もう限界に近いですね・・・。ほぼ、フレットレスワンダーといってもいいのではないでしょうか(笑)?

・コントロール

PUはフロントからSA-1R・SA-1・H2+という組み合わせ。
スイッチュルーシステムによって、各PUのシリーズ/OFF/パラレルorタップの多彩なバリエーションが選択が出来、
リアハムバッカーのダイレクトONが可能な実戦向きなものとなっていますが、
これらのSW類は全て交換。

本人曰く、クリーン単音アルペジオ時は
SA-1R(フロント)とH2+(リア)で鳴らしているとの事で、
ライブでのボリュームをいじらなくても心地よく、
透き通るようなクリーン感はこの辺のスイッチングが肝なんですね・・・。

コードストローク時はALLフロントでのサウンドにこだわりがあり、
この辺がAddyのサウンドとなっているらしいです。

・サドル

ブリッジ本体はGOTOH製のストックのものですが、
サドルは本体及びオクターブビスの酸化により、
GOTOH製S199というSTEELのものに交換。

Img_1253 deep bowlの深いサウンドです。

今回のステージでは「Secrecy...」の時に使用したOvation 1619 Custom Legend。
'70年代後半のギターですが、非常に状態が良く保たれています。
残念ながら、2連のノブは割れてしまったので、金属製のものに交換されています。

Img_1255 セッティングもバッチリ写ってます(笑)。

使用アンプはSoldano SLO-100&Marshall 1960の組み合わせで、現在までに8年間使用中。

SLO-100は2チャンネルでクリーン時はクランチCHを使用し、VolumeとGainの対比は9:1。
本人は、ビンッ!と張りつめた感じがたまらないとの事。

Img_1254 これのみのエフェクト・・・。

エフェクター類は至ってシンプルで、TC ElectronicのG-Forceのみ。
基本的に歪みはアンプの歪みなので、主にチューナーとディレイ・リバーブの空間系のみの使用となっています。

Img_1228 現行のものとはちょっと違いますね・・・。

足元にはアンプのチャンネル切り替えSWとG-FORCEのエフェクト切り替え用のRocktron MIDI MATE。


・・・私がこの仕事を始めて20年以上経ちますが、今でもお客様の「現場」にはよく顔を出します。
実際にプレイヤーが活動しているライブハウスやスタジオの現場を知る事はとても重要なんですよね・・・。

同じ楽器や機材でも、その使い方やスタイルが全く違う・・・。
よって、私たちもアプローチを変えてそのスタイルに合った技術を提供しなくてはならない・・・。

まさに日々精進なわけです。

来月は「Addy Zig Zag iZm②」ベースのTsuyosi編です。

2011年11月17日 (木)

リプレイスメントパーツのススメ!第12回「N-tune」

みなさんこんにちは
ここの所、お陰様で修理品等多くご依頼頂きまして、ありがとうございます。
お待たせしてしまっているお客様の為にも、一層気合いを入れていきますので今後ともよろしくお願い致します。

さて、今回ご紹介するのはちょっと変わったパーツです。
その名も「N-tune(エヌチューン)」!
お笑いやってる3人組でも、無冠の完璧超人の○○チューンではありません。エヌチューンです。
どういった物なのかと言いますと、商品名の通りチューニングする為の道具なのですが、なんとギターに
簡易的に内蔵する事の出来るチューナーなのです。Fender用、Gibson用と銘打っているセットがありまして、
お持ちのギターに適切な物を選択する事で、多くの楽器に木工加工無しで取り付ける事が可能です。
※パーツや電池のスペースや楽器の構造、内部の回路によっては加工が必要な場合や取り付けが
困難な場合があります。ご自身の楽器に取り付けが可能かどうか分からない場合はご確認ください。

では、今回はFenderのストラトキャスターを例に見てみましょう。
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パッケージの中には様々なギターのノブに対応したカラーのプレートと、アッセンブリーパーツ等が入っています。
Photo_9 Photo_10
写真には移していませんが9V電池も一緒に入っていて気配りを感じます。日本語の取付ガイドも入っていますし、公式HPでは
写真付きで詳しく配線の説明も載っています。仰々しい基盤が入ってはいますが、コネクターでポット側と結線出来るように
なっていますので、実際に配線が必要なのはポットとスイッチ部分の数カ所のみです。知識があり、普段からご自身で電気パーツの
交換を行っている方でしたら、普通のポット交換と殆ど変わらない感覚で取り付け出来ると思います。
配線例
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ところで、ストラトキャスターのボリュームはリアPUのビスと結構近い位置にあります。
ノブよりも一回り大きなプレートを取り付けちゃって、ビスに当たっちゃうんじゃないの?と思った方は鋭いです。
ですが、セットの中に頭がフラットになっているビスが入っていますのでそれに交換してあげれば大丈夫です。
※ビスマウント部のPGが皿切りされている物に限ります。
ただ、ビスの上にプレートが乗るので、PUの高さはあらかじめチェックして元と同じ高さにしておきましょう。
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さて、配線が終わり弦を張ったらいよいよ起動です!スイッチON!
※実際には先にちゃんとチェックしてから弦を張りましょう(笑)
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チューナーとしての機能はもちろん、見た目にもLEDの色合い等考えられていてカッコいいですね。
まるでクリスマスのイルミネーションのように美しいです…
クロマチックチューナーですので部分的に変則チューニングしたい時等にも役立ちそうです。

皆様もご検討してみてはいかがでしょうか?それではまたお会いしましょう!

2011年11月 1日 (火)

WSRより”もっと”愛を込めて 第31回「ポット考察その5」

今年も早いもので、残すところあと2ヶ月となってしまいました・・・。
子供の頃の1年と40歳を過ぎた中年の1年では全くスピードが違って、また一つ歳を重ねるのか・・・。
といった感じのここ数年です(笑)。とほほほほ・・・。

さて、今回のポット考察は「抵抗値」についてです。

一般的なエレキギターの回路には、皆さんご存知の様に25KΩ~1MΩの抵抗値のポットが使われています。
シングルPUには250KΩ、ハムバッカーには500KΩを使う・・・というのが定説?となっているようですが、
実際のところはこれに当てはまらないものも多く存在します。

具体的な例を挙げてみると・・・(ほんの一部ですが・・・。)

50KΩ・・・Fender Jazz Master/Jaguarのプリセット時のトーンに使われていて、この低い抵抗値が10の状態でも
ノーマル時とプリセット時のサウンドの違いに影響を与えています。

300KΩ・・・Historic Collectionを除いた、LP・SG・FV・EX等のレギュラーのラインナップに使用されています。
500KΩの物と比べると、音色的にファットな印象を受けますね。ちなみにトーンには500KΩのものが使われています。

500KΩ・・・SchecterのMonster ToneはシングルコイルのPUですが、これが付いているモデルは端子間に抵抗とCAPを並列で接続して、
独特のシャープでクリーンなサウンドとなっています。

1MΩ・・・Fender Jazz Master/Jaguarのボリュームや'69年以降のFender Telecasterのボリューム・トーン。
ボリュームに0.001mfdのCAPを取り付けることによって、ボリュームを絞った時の音のこもりを防いでいます。

何KΩのポットを使っても、ボリュームやトーンを10にしているのであれば、影響を受けないのでは?と思ってしまいがちですが、
そのポットの持っている抵抗値はフル10の状態でも、並列でアースに落ちるようになっているんですね・・・。

抵抗値が大きくなるとフル10時のアンプからの出音は聴感上、低音の抜けたシャープなサウンドになるという事になりますが、
逆に、ボリュームを絞ったときの音のこもり感は大きくなります。

よって、サウンドを変化させるという意味では、PUの交換というのも一つの手段ですが、
ポットの抵抗値を変えてみるというのも有効な手段の一つだといえますね。

次回も「ポット考察」は続きます!!!

2011年10月17日 (月)

リプレイスメントパーツのススメ!第11回「ピックガード」

みなさんこんにちは
最近は日に日に気温も下がって来ていますが、体調等崩してないでしょうか。
普段Tシャツ一枚で作業をしている我々も、流石に寒さを感じ始めました(笑)

さて、今回はタイトル通りピックガード(以下PG)についてです。
PGを作成・交換する理由は人それぞれではあると思いますが、PG材が反ってきていたり
破損している箇所がありその修復のための交換や、ストラト等のPGに回路がマウントされている楽器で
削ったり加工するだけでは元の穴等が残ったりするのを嫌う場合等様々です。
例えば第10回の内容の様にPGマウントのシングルPUからハムバッカーPUへ加工する場合、
元々のシングルPUのビス穴が残りますね。
ですが、最も多いのはやはり見た目の変化・装飾的な意味合いでの交換ですね。
ボディの表面積のうち半分以上をPGが占めるモデルは特に印象はガラリと変わります。
パーロイドやベッ甲の物に変えて高級感を出したり、アクリルやミラーのちょっと変わった材で
自分だけのオリジナルギターにしてしまうのも面白いですね。
※サンプル一部
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作成風景のご紹介の前に、PGを購入して自分で交換に挑戦してみた事のある方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
そんな中で、メーカー純正でない物に交換しようとしてそのまま完璧に取付出来た方は少ないと思います。
完璧に穴位置や市販されている出来合いのPGの場合、穴の数は合っていても穴位置がずれていたり、
それによってネックポケットが合わなかったり、他のプレートと微妙に干渉してしまい取付が出来なかったり、
逆に隙間が大きく開いてしまう事があります(ジャズベース等)
そういった場合ですとボディやPGに加工が必要だったりと、かえって手間と金額が掛かって
しまう事もあるので、基本的には当工房では新しく作成する事をお勧めしています。

それでは、作成に移りたいと思います。
今回作成するのはナチュラルボディのJBです。このPGをべっ甲柄に交換します。
Photo_12
PGを外したら、大まかに同じサイズにカットした材料に貼り付けます。
つまり、元々のPGをテンプレートとして使います。こうしてトリマーを使う事により、今まで付いていたものと同じ形の
PGを作成する事が出来ます。ですがテンプレートである元のPGに歪みや欠けがある場合はそこまで
同じに出来てしまうので、部分的に修正・もしくはテンプレートを新たに作成する事もあります。
(テンプレートやトリマーについてはFighting Room参照)
Photo_14 Photo_16
外周のラインはこれで完成です。しかし何か物足りませんね…
そう、角が残ったままですね。これにテーパーを付ける為に下記の道具を使います。
Photo_17 Photo_18
アクリルの大地に富士山の如く聳え立っているこのビットは、外周に沿って斜めに削ってくれる優れものです。
上部の銀色の部分を貼り付けているPGに沿わせることで、全体を均一に斜めに落としてくれます。
Photo_19 Photo_20
大分見慣れたPGになってきました、ここまで来ればもう少しです。
ビスの穴を開けて完成です!
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最初と比べてかなり印象も変わったのではないでしょうか。
元のPGと同じ形に作成しているので、回路がマウントされていない物はビスを外すだけで
気軽にまた交換出来ることも魅力ですね。
せっかく使っているギター、より自分好みのカッコ良さを追求してみるのも楽しいですよ!

2011年10月 1日 (土)

WSRより”もっと”愛を込めて 第30回「ポット考察その4」

皆さんこんにちは!近頃、めっきり涼しくなってきましたね・・・。
先日の台風が通り過ぎたあとは、それまでの暑さがうその様で
「秋」なんていう言葉はなくなってしまいそうな雰囲気です・・・。

さて、今月は本題に戻って、ポットのスリーブの径とシャフトについてのお話です。

まず、スリーブの径についてですが、
特殊なものを除くと、楽器で使われているポットのスリーブの径は主に3種類あります。

Photo 左から、CTS 9.3mm、国産8mm、国産7mm。


一つは、CTSに代表される輸入ポットの9.3mm。アメリカの工業製品は非常に合理的に規格の統一がなされていて、
SWITCH CRAFTのジャックも同じサイズになっているので、締め付けに使われるナット・ワッシャーは流用が可能です。
残りの2つは国産の7mmと8mm。ポットのシャーシの径が16mmのものには7mmのスリーブ、
24mmのものには8mmのスリーブが付いています。

よって、国産のポットからCTS等の輸入ポットに交換する場合は、取り付け穴を大きく開けなおしてあげる必要があります。
また、反対に輸入ポットから国産ポットに交換する場合、8mmのものであればさほど問題なく取り付けることが可能ですが、
7mmのものの場合は、そのまま取り付けようとすると、元のポット穴が大きすぎてポットの取付けが不安定になってしまいます。
よって、一度ポット穴を埋めて7mmに開け直すかポット穴を変換するリングを使うと、安定して取り付けることが出来ます。

2 これは、非常に便利!

次にシャフトについてです。

シャフトについては大きく分けて2種類、それぞれにサイズ違いのものが存在するので、合計4種類を良く目にします。

3 ギザギザの数に注目!左がCTS、右が国産。

まずはスプリットシャフトといわれるロレット(ノブを固定するためのギザギザ)が付いたもの。
一般的に樹脂製のノブを取り付ける時に使われるポットですね。

ロレット部の直径はCTSでも国産でも6mmとなっていますが、
良く見ると、CTS等のいわゆるインチサイズのものと国産のものではロレットの形状が微妙に違うので、
ノブを取り付ける際にインチサイズのノブなのか?ミリサイズのノブなのか?
を確認しないとノブ又はシャフトの破損を招く恐れがあります。
ST等の比較的柔らかい素材で出来たノブはそのままで取り付けできたり、インチ・ミリ兼用のノブがあったりするんですけどね・・・。

4 左は国産。右のCTSと明らかに太さが違います!!

そして、ソリッドシャフト。これは固定するために横からネジ止めをする金属製・樹脂製のノブを使用するために使うものです。

こちらの場合はCTSと国産ではシャフトの径が違います。
CTSが6.35mmなのに対して国産は6mmとなっていますので、CTSのシャフトにミリサイズのノブを取り付けることは出来ません。

インチサイズのネジ止め式のノブを6.35mm以外のシャフトのポットで取り付けると、回転がブレてガタガタしてしまいますが、
「BRASS SLEEVE」という6mmのシャフトを6.35mmに変換するスリーブを取り付けることによって対応できます。

5 左が装着した状態。

それぞれのシャフトがどんなノブに対応しているのかを簡単に表にまとめてみましたので、参考にしてみてください。
また、これに対応しない特殊なノブもございますので、あらかじめご了承下さい。

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来月も「ポット考察」は続きます・・・。

2011年9月15日 (木)

リプレイスメントパーツのススメ!番外編

みなさんこんにちは
まだまだ暑いとはいえ、もう9月…秋ですねぇ。
食欲の秋、スポーツの秋、そして芸術の秋・・・。
そうです、文化祭シーズンですね!やはり当店でも毎年、今ぐらいの時期から
「文化祭で使いたいので…」なんてお客様が多くなる気が致します。

ギターやベースをご購入されてから練習を始めて、文化祭が初めての舞台!
という中高生の方も多いのではないでしょうか?しかしながら、練習や準備等で忙しく、
まして初めてのステージともなると自分の楽器の状態にまで気が回らず、思わぬタイミングで不具合が生じる事があります。
特に今まで楽器にトラブルが無かった人ほど、どこにどんなことが起りやすいのか体験していないので意外と無頓着だったりしますしね。
そこで、今回は「リプレイスメントパーツのススメ!番外編」という事で初心者でも分かる範囲で、かつトラブルとして起りやすい部分の
簡易的なチェックについてお話したいと思います。

まずは最もトラブルが多いと思われるジャック。普段、外気にパーツの接点が直接さらされており
シールドの抜き差しも頻繁…電気パーツの中でも消耗が早いのも頷けるでしょう。
まずはナットが緩んでいないかチェックです。指でつかんで軽く力を入れただけで回ってしまう様な状態は危険です。
このチェックはジャックに限らず、どの部分を見る時も最初に行いましょう。緩んでいるのに気が付かずにチェックを進めて
パーツを回してまい、中の配線が切れてしまうことがあります。また、セミアコ等のギターの場合だとボディーの中にパーツが
落下してしまう可能性もあります。大丈夫そうでしたら今度はいつもの様にシールドをジャックに突っ込みアンプのスイッチをON。
ギター側の音量はフル10にしましょう。アンプは適度に調整・・・。
それと、出来れば本番で使う予定の物があればそのシールドでチェックするのが望ましいです。

そしてそのシールドの先をつまみ、色々な方向に傾けてみましょう。
360度グリグリ…上下左右に十字にグリグリ・・・
どうですか?音が飛んだりノイズが入ってしまう様であれば、一概には言えませんが、基本的に交換を推奨します・・・。
中の壁に端子がぶつかっていしまいノイズや音切れが起きている場合は位置をずらすだけで良くなる事もありますが・・・。
勢い余って配線を切ってしまったりと二次災害の可能性もあるので、いずれにせよ問題があればお持ち込み頂ければ安全に対処させて頂きます。

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次に、これまた音出ずのトラブルの原因になる事の多いスイッチ。
先程同様、まずはナットやネジが緩んでないかチェック。そして音を出したままカチャカチャと動かしましょう。
普段に切り替える時に動かす向きだけで無く、色々な方向に動かしてチェックしてみて下さい。
少し側面側に傾けただけで音が飛んでしまうようだと、スイッチ切り替えを頻繁に行う方は演奏中に症状が出てしまうかもしれません。
また、トグルスイッチの場合ですと構造上ある程度は仕方ありませんが、あまりにも勝手に真ん中のポジションに戻ってしまう場合は
交換が必要な事もあります。

今度はポットです。これもまずは緩みが無いかチェックですが、
ご自身でノブを外してナット部分を触る事が出来ない方も多いと思いますので、
0と10の状態からさらにそれぞれの方向へ少し力を入れてみて下さい。
これでノブと一緒にポットが回ってしまう状態だと他と同様、力が加わったりした際に配線が切れてしまう可能性があります。
緩みが無ければ、後は動作チェックですね。普段フル10で使っている人も、各ポットを弦に触れながら音を出しつつ回しましょう。
音が飛んだりノイズが入らなければOKです。
弦を触らない状態でポットを回した際に出るノイズに関しては、「WSRより”もっと”愛を込めて第27回」にて詳しい内容が
記載されていますので、こちらも一読していただければ幸いです。
http://ikebe.weblogs.jp/wsr/2011/07/wsr274-a6c4.html

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標準的な構造の楽器でしたらここまでで電気系のチェックは大方完了したかと思います。
最後にストラップピンが緩んで無いかもチェックしておきましょう。
ここは音が出る出ないといった問題でなく、悪い状態のまま使い続けていると本体が落下したりして
大切な楽器に深刻な被害が起こる可能性もあるので、早い段階で対処した方が安心です。

と、ここまでチェックしてみてどうだったでしょうか?
今回扱った内容で問題がある場合は、なるべく早い対処が望まれます。
修理はお預かりとなってしまうので、練習等で使用したりと中々預けるのは気が進まない方もいらっしゃるとは思いますが、
肝心な時にトラブルを起こさないためにも、調整も兼ねて一度ご来店してみてはいかがでしょうか?
出来るだけ私共もお客様のご要望に添えるようには努力致しますので、ご来店お待ちしております!

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